4/14日経平均の感想

日経平均は177円高、452円高ときて529円高と、12日から日を追うごとに上げ幅を広げており、きょうに関しては高値引け。

急に地合いが変わったような感はあるが、2月以降、米国株高がけん引して世界の株式市場は戻りを強めていた。

円高が進行していたことで日本株は乗り遅れていたが、グローバル株高の流れが続くなか、米国も多少の円安は容認し、それにより日本株にも世界の目が向かったという感がある。

また、そのような動きであるなら、特に理由がなくても円安・株高が進むというのはよくある話 。

まだ多くの投資家が懐疑的な今の段階は、経験則的にはまだ買える。

むしろ大勢が上昇に自信を深めた時は警戒。

月末の日米中央銀行イベント前に強い動きが出たことで、そこまでは強い動きが期待できるのではないかと考える。

両イベントを通過すると、不透明感はある程度払しょくされ、「追加経済対策」「選挙対策」「増税延期」「伊勢志摩サミット」などへの期待から、多くの投資家が株高に自信を持ちやすくなる。

しかし、そこでははしごを外される可能性はまだあるとみる。直近でIMFは世界経済の見通しを引き下げ、なかでも日本の引き下げ幅は大きかったが、ここまで日本株が買われなかったのはそれだけの理由もある。

強いリバウンドが期待できる局面ではあるが、大底と判断するにはまだ早計で、早めに仕込んでGW明けにはいったん利食いも検討するイメージでいい。